内部告発

原発ホワイトアウト
著者:若杉冽(Wakasugi Retsu)
発行:2013年9月11日

2013-12-28genpatsuこれ、かなりヤバイです。「小説」となっていますがほぼ実話。よーするに内部告発本ですね。著者は霞ヶ関に勤務する現役官僚「若杉冽」ですが本名ではない。登場人物も実在するが本名ではない。

「若杉冽」に迫り来る、尾行、嫌がらせ、脅迫をかいくぐって私たちに原発の危険性を知らせてくれた。霞ヶ関では「覆面官僚:若杉冽」なる人物が誰なのかマジで犯人捜ししているらしい。

歴史は繰り返す
一度目は悲劇として
二度目は喜劇として

池井戸潤

次の読は「空飛ぶタイヤ」
著者:池井戸潤

2013-11-08soratobut自分の中では池井戸潤といえば半沢直樹、オレたち花のバブル組、ロスジェネの逆襲、なんだけど名古屋一番のひねくれ者の俺様はそっちへはいかないで「空飛ぶタイヤ」です。

Amazonで買おうとしたら、そんなんだったらあげるよ。ということで知人から頂きました。ありがとうございま~す!

刊行は2006年。2009年にはWOWOWで5回の連続ドラマとして放送されたそうです。地上波ではなくWOWOWだった理由として、自動車会社のスポンサーがドロドロしている地上波では、ドラマ化はまず無理だっただろう。。。とのこと。

内容は、2002年に発生した三菱自動車大型トラックの脱輪による死傷事故、リコール隠しなどの実際に起こった事件を元に描いている。「あの事故は、事件だ!」と主人公の赤松は家族や社員たちのために巨大自動車会社の闇に闘いを挑む!!!

そのすぐ向こうに戦うべき敵がいる。
逃げるのなら、ただこわくなるだけ!

「魔球」

「魔球」
著者:東野圭吾

2013-09-06touno知人にすすめられ買わされました。刊行は1991年と古い。

舞台は昭和39年春の選抜高校野球大会、九回裏二死満塁。主人公である開陽高校のエース須田武志が「魔球」を投げるシーンで始まる。。。

残念ながら実話ではない。野球ミステリーの中で高校野球を扱った作品は珍しい。推理小説ともあって高校野球球児が次々と殺されていく。。。こんなの実話だったらたまったモンじゃない。

二十年に一人の逸材と将来を有望視されていたエース須田武志。彼の豪速球を唯一捕球することができた捕手(主将):北岡明。須田武志なくしては甲子園出場など叶わないことは百も承知していた北岡明。

須田は「全員野球など弱者の言い訳にすぎない!」と肩の故障をひた隠しマウンドに立つ。。。

プライドもないチームメイトたち一人一人の意見を尊重しようとする北岡。。。

しかし4月10日の朝、北岡明が殺害されてしまう。容疑者として浮かび上がったのは須田武志。その後、なんと須田武志も刺殺死体となって発見されてしまう。。。結末はいかに。。。

さぁ!あしたはプレーボールだ!
戦うべき敵はそのすぐ向こうで待っている!